HIDA開発執行役員、ベトナムビジネス視察に行ってきました。
昨今の歴史的グローバルな円安の流れ、インバウンド観光客の需要拡大はもちろんのこと、メディアでは発表されてないアジア諸国、特にベトナム事業家が日本の中小企業の買収に食指を動かしていることを現地で実感しました。
【 2012.2013 】
日本企業が中国に変わる代替国として、隣接国ベトナムに工事移転したいとの需要のもと、10数回ベトナム入りした当時とは随分の変貌ぶりに驚愕しました。
日本に対するアジア企業の興味はもはや、日本の白物家電、自動車、バイクではなく「日本製の工事重機」だという事。
特にベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、バングラデシュでは日本製のユンボ、トラック、重機を求めているとの事。
視察ではベトナム首都ハノイから車で30分の場所にある「日本重機村」と呼ばれる地域に訪れました。
現地ハノイで、日本からの輸入でひと儲けしている社長と会談した中で特に印象的だったのが
「日本のユンボは素晴らしい!これまでの工期の半分以下で解体ができるんです。
ただ難点は、扱える技術職人と良き指導者がいない事、これは頭が痛い」との事でした。
この話を聞き、その昔アメリカに居たころ健康志向という流行から寿司ブームになった1970年あたりを思い出しました。
至るところに寿司屋がオープンするものの握っている寿司職人はほとんどが黒人。
握るというより「粘土をこねてる」にしか見えなかったことが印象に残っています。
これからの時代は「物の輸出より技術職人の輸出」にシフトしていくだろう
賃金が上がらず、物価だけが高騰するスタグフレーションレーション〔これは最悪〕
日本にとって唯一の財産は、「技術職人」!
AI主導のグローバルな流れの中、日本の技術職人こそ唯一無二な価値ある国有財産かもしれません。